Ribadiso de Baixo → Pedrouzo(Arca) 23.7km  3万6871歩 あと19km

薄暗いうちに出発。丘に登り、明るさが増すとともに朝もやがなんとも美しい。

明日はいよいよゴールです。のびやかな農村風景も見納めかもしれません。

花盛りの大きな栗の木が次々現れます。栗ってこんなに大きかったっけ? というくらい。その香りに日本の初夏を思い出します。

樫とユーカリの林を行き、今宵の宿のペドロウソへ。出発時は寒さに震える朝もあったけれど、進むにつれて徐々に暑くなっていきました。とくに木陰のないところはこたえます。ここ2、3日、途中アイスを買って食べながら歩くのが楽しみになりました。

最後の公営アルベルゲにチェックインし、街はずれの教会のミサに出かけます。数日前から、オレンジのビブスを着たボランティアの人たちが、いろいろと案内してくれるようになりました。

ミサが終わり、夕飯は久々にメニュー・デル・ディアを注文します。前菜、主菜、デザートが数品から選べ、ワインまたは水がつく、「今日の定食」です。チキンソテーやステーキなどどこにでもある料理であることも多いのですが、これを注文するのも今夜が最後かもしれません。お水と同じ感覚で飲むワインにも、ずいぶん慣れてきました。

私は熟睡して知らなかったのですが、同宿の人が言うには、この夜遅くまで外で飲んで騒いでいた人たちがいて、しかも門限時間を過ぎて閉め出されてしまい、ドアをドンドン叩くという狼藉があったのだそう。明日ゴールしてから騒げばいいのに。それとも、サンティアゴに着けば、今までの巡礼仲間が皆散り散りになることを予感しているのかな。名残惜しく寂しい夜でした。